ヤザマノイキザマ!

元美容師が仙台→愛媛に移住して農家の嫁に!カワイク楽しいヤザマ流田舎暮らし、絶賛発信中☆

父の日に想うコト。

こんにちは!

ヤザマです☆

 

きょうは父の日

 

みなさんは

お父さんに日頃の感謝のキモチ、

伝える事はできましたか?

 

きょうは

わたしのお父さんの話を少し(^^)

 

 

和菓子職人として生きた父

わたしの父は7年前に

肝臓がんで亡くなっています

↓ わたしの父と愛犬ジョン☆「飼い主に似る」ってのはまんざらウソでもないw

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父は祖父と同じ

和菓子職人の道を歩みました

 

中学卒業後、

地元福島から修行のため

浅草や京都へ

 

縁あって仙台で

老舗和菓子店の工場長として勤務したのち、

マイホームを建てるのと同時に店舗を構え

独立開業しました

 

自分の店を持ってからは

母と二人三脚で店を切り盛りする毎日

 

 小さな店ではありましたが、

父の造る和菓子を気に入って

足繁く通ってくれる常連さんも多かったようです

 

TVや雑誌の取材を嫌い、

素材や美しさにこだわった和菓子を追究する

絵に描いたような職人気質の父

 

「ウチの和菓子は採算度外視!材料費と値段が割に合わないのよ〜」

とよく母が嘆いていましたw

 

自分の納得するものをお客さまに提供する』

 

それをポリシーに和菓子づくりをしていた父

 

仕事に真摯に向き合う姿

今でも尊敬しています

 

突然の父の死

そんな仕事一筋の父は

亡くなる数年前からがんや脳出血、肺気胸

さまざまな病気で手術や入退院を繰り返していました

 

ある日の夕方、

仕事が休みで外出から戻ったわたしに

「お父さんから話がある」

と母に言われるがまま茶の間へ行くと

「お父さん、もう長くないらしい」という父の言葉

 

しかし、その声は明るく

「でも普通にしていて。お父さんがいなくなってもお母さんをよろしくね」と言われ、

次の日から20年以上続けてきた店を閉じることを告げられました

 

忘れもしない、

その日はお盆の中日でテーブルに置かれた

わたしの大好物のお父さんがつくったおはぎを見ながら

「これを食べるのも最後か…」という寂しさ

これからお父さんがどうなるのか?という不安に駆られた事を

今でも鮮明に覚えています

 

本人に告げることはありませんでしたが、

その当時、

お医者さんから言われていた父の余命は1ヶ月

 

それよりも早い2週間後、

父は息を引き取りました

 

亡くなる当日、

母や妹が何度も職場や携帯に電話をしてくれていましたが、

当時、美容師をしていたわたしは

お客様を中途半端に置いて行くことができず、

父の死に目には会うことは叶いませんでした

 

しかし、

仕事に一生懸命だった父は

きっとわかってくれていると思います

 

 

 

 お父さんがいなくなって想うコト。

お父さんの和菓子は

甘さ控えめで上品な味わい

  

「あんこ苦手だけど

かなのお父さんのあんこは食べられる!」

という友だちがいるほど!

 

 そう言っておいしそうに食べてくれたのが

嬉しかった事を今でもよく覚えています

 

 

あの薄紫で舌ざわりなめらかなあんこや

四季の移ろいととも美しさを見せる

お父さんの和菓子が懐かしいです

↓ 普段は当たり前すぎて写真なんて撮らないのだけれど、店仕舞いすることになり撮った1枚。なので夏の和菓子が多いです

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正直、

生前わたしは父と仲が良かったかと言われると

必ずしも良いわけでありませんでした

 

20代後半には

家出覚悟の喧嘩が何回もw

 

でも今、

父がいなくなってみて思うのは

仕事に対する姿勢への尊敬の念と

器用な表現方法ではなかったけれど、

いかに自分に愛情が注がれていたかという事。

↓ そっくりでしょ?w

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生きていたら

今月で68歳の父

 

まさかわたしが仙台を離れ、

移住先の愛媛で

人生の伴侶を見つけるとは

思ってもいなかったでしょう!

 

どんな形にせよ、

きっとお父さんはわたしの事を

天国から見守ってくれていると思います

 

あんなに「話すコト何もない」なんて思っていたお父さんと

たまにムショーーーに

話したくなる時があります!

 

生きていたら「話す」なんて

すっごいすっごい当たり前で意識すらしないど、

いなくなるとそんな些細な事がしたくてもできなくなるものです

 

どうかみなさん。

 

きょうは

ちょっとでもいいからお父さんと

ぜひお話してくださいね!

 

わたしの分まで!(^^)

 

ヤザマでした!